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災害医療とは?

まずはじめに - 危機管理のことについて

「企業は人なり」という言葉があります。人を育て様々な経験を与え、個性をよりよく伸ばしてゆくことが、人が組織の中で活かされ、それが企業経営にも大きく寄与するという意味だそうです。

多くの企業や組織が、人を思い仲間を大切にしながら活動を継続・発展させていきたいと願っています。ところが、「万一の災害」の際に被害を最小限にとどめ活動を継続するという観点で、かけがえのない人を守る術を事前に、正しく準備している組織はどれくらいあるでしょうか。


新潟県中越沖地震

岩手・宮城内陸地震

これら地震による災害は皆様の記憶にも新しいことでしょう。災害は一瞬にして従業員の皆様の生命を危険にさらすだけでなく、企業や組織の活動においてもその機能をストップさせてしまいます。また、自然災害による設備の損壊や、昨今脅威を増す新型インフルエンザによる感染が拡大することは、活動が再開するまでに多くの時間を要することにつながります。そのタイムラグが企業の経営や組織の運営に甚大な損害を与えることになるのです。

これまでになく社会的活動にスピードや正確さが求められる現代では、平時のコンプライアンス遵守や業務品質管理に加えて「いざという時のためにどう備えるか危機管理)」「自然災害やウイルスの感染が拡大した時にどう対処し、被害を最小限に食い止めるか被害管理)」についての正しい知識、行動が必要であると私どもは 考えます。

災害とは?

左図にあるように、災害とは(1)自然災害 (2)感染症 (3)人為災害 の3つに大別できます。

危機管理、またこれから述べる緊急管理に対する管理や行動を怠る、もしくは誤ることにより、人為災害を中心とした2次災害へ被害が拡大するおそれがあります。

■地震(自然災害)→火災、大規模交通事故(人為による2次災害)

■新型インフルエンザ(感染症)→感染の拡大による営業機能、窓口機能のストップ(人為による2次災害)

災害はいつか必ず起こる - 備えるための考え方

例えば、下図は大地震が発生した場合のシナリオを描いています。例えば災害が発生する前、つまり平時に病院で診療を受ける時、随分長い時間待たなければならないのに、診療時間が短いことを嘆いたりすることがあるでしょう。

ところが大規模地震災害が発生したら・・・。病院やその設備は倒壊し、診療可能な施設が限られる中、治療が必要な人の数は大きく膨れ上がります。物資にも制限がある状況の中、治療を受けるためには24~72時間も待たなければならないということが常体になることが考えられます。

このような状況を想定して、混乱を最小限にとどめ効率の良い対応を取るための管理手法が、【危機管理】【緊急管理】【被害管理】という考え方です。

(1)危機管理(リスク・マネージメント Risk Management)
事故や災害を起こさないように、事前の対策や計画を立て、それに基づいて行動する。
防災又は減災。

(2)緊急管理 (エマージェンシー・マネージメントEmergency Management)
予想された災害発生の間際に位置する時間帯を指す。緊急避難ではその
瞬時の判断が大きな二次災害へとつながる岐路になりうる場面です。

(3)被害管理 (コンセキエンス・マネージメントConsequence Management)
または「結果管理」。最悪の災害、事故が実際に起こった後の人命救助を、
最優先にした計画対策をとること。何時、何処で、どの様な災害・事故が
起こるか予知・予測が出来ない。事件・事故が発生した瞬間から時計の針が
動く。そして、何人の人命を救助できるか?被害管理の基本概念です。

BCPとBCMについて

BCP(Business Continuity Plan)

BCM(Business Continuity Management)

BCPとは:事業継続計画(災害時企業存続計画)
平常時に出来ること  →資源(人・物・時間)がある
災害時に出来ないこと →資源(特に人・ライフライン)が極端に制限される
災害発生に伴う企業リソースの消失の中で活動を継続するための
計画の策定、また平時に準備できる装備や物資の備蓄

BCMとは:事業と社員の安全マネジメント
被害管理と結果管理 →従業員の安全を最優先に事業を継続
災害に直面した際、BCO(事業継続計画)に基づいた実行とその結果を計測し、事業と社員への脅威を低減させる

シミュレーション:BCP導入有無による緊急時事業継続シナリオ例

  BCP導入なし企業 BCP導入済み企業
ケース 金属プレスメーカー 平日早朝に大規模地震が発生
当日 ●工場では全てのプレス機が転倒
●殆どの従業員の安否確認ができず
●納品先の連絡先が不明、判明後も電話不通
●アンカー固定済み、プレス機転倒免れる
●伝言ダイヤル171で安否確認
●最寄り駅の営業所まで徒歩で事情説明に行く
数日間 ●多くの従業員が1ヶ月間出社せず
●原材料の仕入元工場が全壊
●1週間後、納品先の大企業から発注を他会社に切り替えたとの連絡あり
●従業員、3日間地域活動専念後、交代制勤務
●原材料は当面、他企業から代替調達
●3日後、1ヶ月で全面復旧可能と報告
●この間、遠方の協力会社で代替生産
数ヶ月間 ●3ヶ月後、生産設備復旧するも、受注戻らず
●企業規模を縮小、従業員の7割を解雇
●手持ち資金から月給や代金を支払う
●同業組合から、復旧要員の応援を得る
●修理費用は公的融資制度を利用
●1ヶ月後全面復旧し、受注も元に戻る

今、企業や組織団体のトップに求められることとは

従業員の安全確保 胃歩間違えると訴訟のリスクも事業継続と安全(=人命)の見極め社会・地域への貢献情報の開示 遅れて被害拡大を招くと社会的制裁を受ける

大規模災害の発生場面では、場合によっては損害保険が守ってくれないという状況に直面する恐れもあります。
平時だからこそできる備えや計画、また災害時の行動と結果の管理を行うことは、以上の観点から今後の企業経営・組織運営にとってますます重要になります。

ノルメカエイシアでは、日本で最初の災害医療専門商社としての知見で、皆様の危機管理・緊急管理・被害管理に最適なソリューションを展開いたします。

過去の災害や海外での被害を報道で目の当たりにした時、「まさか自分たちは災害に見舞われることはないだろう」と考えるか、「いずれ自分たちにも災害の禍がやってくる可能性がある」と考えるかにより、実際の危機に直面した時の影響は大きく異なります。

正しい知識と装備に関してのご不安、またご不明な点がございましたら何なりとご相談下さいませ。


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